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2)二度切り栽培(キク)

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こうち農業ネット : 2012/10/27

ア.電照の開始

 60~70%くらい採花した頃から、電照ギクに準じて深夜3~4時間電照する。これは切り株から新しい芽が出ていたり、あるいは出始めるので、それが花芽分化するのを抑制するためである。

イ.株の整理

 採花が終了すると刈り込みし、芽の大きさが均一になるよう整理する。このとき、冬至芽や切り株の上の方から出ている芽(上芽)は除去し、できるだけ地際から出ている芽を残す。
 冬至芽は柳芽になりやすい。上芽は柳芽になりにくいが、親株からはずれやすく作業性が悪い。このため、地際芽が十分確保できない場合は、上芽、冬至芽の順で残す。
 芽の伸張を促進するために、十分灌水するとともに、刈り込み時にジベレリンの100ppm液を10a当たり25リットル、10日くらいあけて50ppm液を10a当たり25リットル散布する。
 


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ジベレリンを散布して、芽の伸張を促す。


 芽が動き出すまでは、昼間30℃まで、夜間18℃くらいの蒸し込み条件にする。
 芽が伸張しはじめると、徐々に換気を図り、夜間12~13℃にする。
3.3m2当たり120~130本残す。

ウ.電照の打ち切り

 草丈40cmになれば、電照を打ち切る。電照期間は40日前後。草丈の伸張が悪い株は、ジベレリンの30~50ppm液を株が濡れる程度に拾いがけし、伸張を促す。
消灯後は自然日長で管理する。再電照の必要はない。

エ.施肥

 刈り込み後、窒素成分で10a当たり3~4kg施用する。あとは、生育を見ながら液肥を施用する。
また、消灯前後に窒素成分で10a当たり6kg施用する。

オ.植物生長調節剤処理

 花蕾が小豆粒大になったころ、Bーナインを10a当たり65~70gを1回散布する。

他の管理は、電照抑制栽培に準じる。
 




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