家庭菜園(葉ゴボウ)
1.作り方のポイント
- 酸性土壌は適さないので、石灰を投入します。
年内に伸びた葉は堅いので、年明けに刈り払って、トンネルを被覆し、再生した柔らかい葉を食用とします。
2.年間の作付け計画

3.畑の準備
日当たり、排水が良い土を選ぶ。耕土は深い方がよいが、根は普通のゴボウほど伸びないので、水田でも高うねにすれば、十分栽培できます。種まきの1ヵ月前に苦土石灰を1平方メートル当たり150gを施し、良く耕耘しておく。堆肥や切りワラがあれば、同時に施用します。種まきの7日前に元肥を施し、うね立てをします。うね幅は110~140cm、まき床は40~60cm。元肥は1平方メートル当たりケイフン120g、園芸化成肥料40gを目安にします。
4.種まき
1うねに2条まきで、条間は25cmとします。種まき後、軽く覆土し、過湿にならない程度に灌水します。1平方メートル当たりの必用種子量は2mlです。
5.間引き
種まき後約1週間で出芽するので、出芽が揃った頃に1回目の間引きを、3cm間隔に行います。11月上旬頃2回目の間引きを行い、株間を6cmにします。
6.追肥・灌水
本葉が出揃った頃に、速効性化成肥料を1平方メートル当たり20g施用します。灌水は、極端に乾燥しないように行います。
7.刈り払い
1月上旬に、株元から5cmのところで刈り払います(新芽を刈らないように注意する)。刈り取った葉はすべて畑から取り出す。刈り払いは、カマ等で行う。刈り払い後、園芸化成肥料を1平方メートル当たり 50g施用します。
8.トンネル被覆
新葉が5cm程度伸びた頃にトンネルを被覆する。方法は、210cmの長さの丈夫な割竹でアーチをつくり、0.05mmのポリフィルムを被覆し、風でとばされないように、マイカー線やキュウリネットなどでしっかり固定します。収穫までの換気等の作業は必要ないので、十分灌水した後、完全に密閉します。
9.収穫
トンネル被覆後、20日程度で茎が35~40cmに伸びるので、ぬき取って収穫します。収穫が遅れ、トウ立ちしてくると堅くなり、食べられなくなります。
ツイート