しょうが 赤枯病
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高知県 病害虫・生理障害台帳
ショウガ赤枯病発病株 (中央株)
ショウガ赤枯病による葉の縁の黄化症状
ショウガ健全株 (左)とショウガ赤枯病による一部枯死株 (右)
ショウガ赤枯病による生長点の軟化
ショウガ赤枯病による根茎のしわ
作物名
しょうが
一般名称
赤枯病
学術名称
'Candidatus Phytoplasma asteris'
(Ca. P. asteris)
症状
本病はファイトプラズマによる病害で、葉の縁から黄化して地上部が色抜けする症状を呈し、最終的には枯死する。また、茎の生長点が溶けたように軟化しているものもよく見られる。種根茎および種根茎に連なる塊茎に浅いしわが見られることもある。
発生条件
7月中旬から10月にかけてショウガのほ場内で点在して発生し、あまり広がらない場合が多いが、多発することもある。ファイトプラズマはヨコバイ等により媒介される植物病原体で、ほ場周辺の雑草等に生息する媒介虫がファイトプラズマに感染した植物を吸汁して保毒し、ショウガに移動・吸汁することによって発生している可能性が考えられている。
対策
(1)発病株は伝染源となるため、発見次第直ちに抜き取り処分する。
(2)生育不良を起こす可能性があるので、発病が疑わしい株は種に使わない。
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