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家庭菜園(ピーマン)

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こうち農業ネット : 2012/11/01

1.作り方のポイント

  1. ナス科野菜(ピーマン、トマト、ナス、ジャガイモ)を、3~4年作付けしていない場所を選びます。
    苗は春早くから種苗店等で売っていますが、あまり早く植えても、花は早く咲くけれども着果しません。果菜類の中では、もっとも遅く植え付けるようにして下さい。
    ピーマンの根は酸素を多く必用とするため、根が他の野菜より浅く分布しています。そのため、乾燥や過湿には特に注意が必要です。

2.年間の作付け計画


ピーマン年間の作付け計画

3.品種

 「京波」、「京みどり」、「翠玉二号」等が作りやすくて良いでしょう。赤や黄色の品種もありますので、試してみて下さい。

2.畑の準備

 野菜には共通の病気がありますので、ナス科の作物の連作は、できるだけ避けるようにして下さい。
 植え付けの10~2週間前に1平方メートル当たり苦土石灰100gと完熟堆肥3kg程度施し、良く耕しておきます。
 3~5日前には園芸化成肥料150gを施用して、混和後、うねを作ります。いろいろな方式がありますが、収穫作業のしやい120~150cm幅くらいの広めのうねが良いと思います。できれば、ポリマルチの設置を考えてみて下さい。

3.苗の購入

 植え付けは、5月中旬頃が適期です。最初の花が開花直前で、全体ががっしりしていきいきとした苗を購入して下さい。

4.植え付け

 風のない晴天の日を選んで、根鉢をくずさないよう浅植えし、灌水します。株間は50cm程度がよいでしょう。なお、前日に植え付け予定場所と鉢にたっぷり灌水しておくことが早く活着させるポイントです。植え付け後はすぐに支柱を立て、風で倒れないようにして下さい。


ピーマン植え付け方法

植え付け方法

5.整枝

 最初の枝分かれまでのわき芽は後に混み合う原因となりますので、除いて下さい。その後は、必用ありません。

6.追肥

 収穫を始める頃から、1株当たり園芸化成肥料を20g程度くらい施します。軽く土寄せするのも良いでしょう。その後は肥切れしないよう、10~2週間に1回程度追肥していきます。

7.敷ワラ

土の水分が不足してくると、尻腐れ果(果実の先端に近いところが変色する症状)が多くなります。また、せっかく咲いた花も、落花が多くなりますので、適宜灌水して下さい。梅雨明け後は、急激に土壌が乾燥してきますので、梅雨が明けきらないうちにワラや刈り草を5cm程度は敷くと良いでしょう。その場合、あまり株元までは敷かないようにして下さい。

8.収穫

 収穫初め頃は若取りを行い、草勢が弱まらないようにして下さい。その後は、果実が30~40gぐらいになった頃に収穫します。秋口には、やや収穫を遅らせて赤く熟した果実をサラダ等に用いても、甘酸っぱくて美味しいものです。


ピーマン収穫果実(1果30g前後の若取り)

収穫果実(1果30g前後の若取り)


9.台風対策と仕立て方法

 台風対策としてキュウリネットを使用すると良い。そして良い品を多く収穫するには、主枝数が1株当たり4本を基準とし、主枝が垂れ下がると生育が止まるので絶えず主枝は立てるように整枝誘引します。
 垂れ下がったり、老化した側枝はこまめに除きます。7月中旬から8月下旬までにふところの伸びすぎた枝は、6節程度で摘心を行うと良いでしょう。
 整枝作業は、降雨時には病気の発生のおそれがあるので絶対行わないようにしましょう。


ピーマン仕立て方法

仕立て方法





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