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家庭菜園(ホウレンソウ)

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こうち農業ネット : 2012/11/01

1.作り方のポイント

  1. 酸性土壌に特に弱いので、石灰を施して土壌の改良を行っておきます。
    直根が深くまで伸びるので、耕土が深く、排水の良い肥沃な土地を選びます。
    典型的な長日作物であり、品種によりトウだちが異なりますので、時期により適正な品種を選択します。

2.年間の作付け計画


ホウレンソウ年間の作付け計画

3.畑の準備

土壌への適応性は比較的広く、それほど土の種類は選びませんが、耕土が 深く、排水の良い肥沃な土地が最適です。また、酸性の土を嫌いますので、 石灰により中和させてから栽培します。特に、雑草のスギナが生えている畑 は酸性が強いので注意します。施肥は元肥を主体とし、種まき7日前に施し 、よく耕して土になじなせておきます。
施肥量は、1平方メートル当たり苦土石灰150g、有機入り化成肥料200gが標準です。 野菜を連作している畑、前にホウレンソウを栽培して生育が悪かった畑、スギナの発生が多い畑では、苦土石灰を多めに施します。
うね幅60cmまたは1mのうねをつくり、表面の土をできるだけこなして、 均平にしておきます。排水の良いところでは平うねでもかまいませんが、排水の悪いところでは湿害を防ぐため、できるだけ高うねにします。

4.種まき

幅1mのうねであれば4~5条、60cmのうねであれば2~3条に、条間 15~20cmで浅いまき溝をつくり、種をすじまきします。発芽を揃えるため、 まき溝の底面を凸凹のないように平らにしておきます。種をまき終わったら 、細かい土で厚さ1cmほどに覆土し、鍬で軽く鎮圧しておきます。灌水はたっぷり行い、発芽まで乾燥させないように注意します。
高温期には発芽が悪くなるので8~9月まきでは芽出しをしてから種まきを行います。1番流水につけておいた種子を濡れた新聞紙などに薄く広げて包み、日陰の涼しい場所において、白い芽がほんの少し出だした頃にまきます。

 種まき予定日に天候が悪くてまけないときは、種の芽が伸びすぎてしまうので、冷蔵庫に入れておくと、芽が伸びないのでまく時期を延ばすことができます。
1平方メートル当たりの必用播種量は8mlくらいです。


ホウレンソウ種まきと間引きの方法

5.間引き

種まき後7日くらいで発芽してきます。本葉1枚の頃に1回、本葉4~5枚の頃にもう1回間引きを行い、最終的な株間を5~6cmにします。間引きは生育の悪いもの、葉の形が悪いもの、病害虫に侵されているものから取り除いていきます。

6.追肥

春まき栽培は、生育期間が短いので追肥はほとんど必用ありませんが、強い雨に見舞われて肥料が流亡したと思われる場合や、生育が悪い場合は、適宜速効性の肥料を少量施します。
秋まき栽培は、生育期間が長いので本葉2枚時と3~4枚の時と収穫の7~10日前に追肥を行います。1回の施肥料は速効性の園芸化成肥料を1平方メートル当たり10g程度です。また、春まき栽培と同様に生育の状態により、適宜少量の追肥を行います。
追肥を行ったときは、軽く中耕して肥料を土となじませると同時に、除草も行います。

7.収穫

収穫期は品種および作型によって異なりますが、草丈が20cmくらいから収穫します。種まきから収穫までのおおよその日数は、春まき栽培が40~50日 で、秋まき栽培が60~80日です。特に、春まき栽培では日長が長くなるにつれてトウだちの恐れがありますので、早めの収穫を心がけます。

8.トンネル栽培

11月以降の種まきでは、低温下での栽培になりますので、ビニルトンネル またはポリフィルムによるトンネル栽培や、不織布のべた掛け被覆などの簡単な保温や霜除けをしてやると品質の良いものが収穫できます。
トンネル栽培の場合、昼間は高温になりますので、換気が必ず必用です。

9.土が酸性になると

土の酸性がひどくなると、ホウレンソウは本葉がでるかでないうちに赤く枯れて、引抜いてみると、根の伸びが1~2cmぐらいで止まっています。また、根の活力が弱くなり、葉が黄色になって、いくら施肥しても生育が 回復してこなくなります。





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