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家庭菜園(エダマメ)

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こうち農業ネット : 2012/11/01

1.作り方のポイント

  1. エダマメは大豆を未熟なうちに食用とするもので、10~35℃までと生育適温幅が広く、簡単な施設があれば、1年中栽培できます。
    登熟期以降は根粒菌の働きで、空中チッソを固定するので、肥料は一般野菜より少な目にします。多いとかえって実のつきが悪くなります。
    あぜ豆として作られていることからも判るように、本来畑作物であるが、たっぷり灌水した方が生育がよい。特に開花1週間前から、登熟初期にかけては、たっぷり灌水して下い。

2.年間の作付け計画


エダマメ年間の作付け計画

3.品種の系統

 大豆は温度に敏感で、早取り用の夏大豆型と、短日になって開花・結実する秋大豆型の2種に大別されます。早熟および普通栽培では、夏大豆型の品種を用いるが、抑制栽培では秋大豆型を用います。
エダマメは大豆と異なり、大粒で味が良く、サヤの外観がきれいで、実の付きの良いものが好まれます。一般に、ごく早生品種は、毛じが赤毛でしかも小粒であり、外観が劣ります。遅い品種ほど、白毛で大粒の品種が多くあります。

4.畑の準備

 土壌は特に選ばないが、地下水の高い田では、過湿の恐れがあるので避けす。
施肥は種まき5日前までに施し、良く耕耘して土となじませます。施肥量は1平方メートル当たり苦土石灰100g、化成肥料(15-15-15)を70~80gが標準的な施肥例です。倒伏防止のため土寄せをするので、はじめから完全なうね立てはしません。平地に種をまき、軽くうね立てをしておくだけでも良いでしょう。

5.種まき

1)直まき
 植え付けの密度は、70cm位の細いうねなら1条で株間20cm、1カ所3粒まきとします。120cm位の広いうねなら株間40cmで2条、株間25cm程度で、同じように1カ所3粒まきとします。株間が詰みすぎると、実つきが悪くなります。1平方メートル当たりの必用種子量は、8ml位となります。覆土は、3~4cmとし、軽く鎮圧します。
2)育苗
 早どりのためでなく、普通期栽培で育苗・移植するのは鳥害を防ぐため寒冷紗などで覆って保護します。
本圃の面積に合わせて、必用種子量をバラまきし、育苗日数25日で植え付けます。子葉の植えの初生葉が展開し、本葉が出始めた頃が目安です。植え付けの密度は直播きと同じでよいが、1カ所2本植えとします。

6.土寄せ

 除草を兼ねて、倒伏防止のため土寄せを行います。草勢が弱い場合には、NK化成肥料で1平方メートル当たり20g程度追肥をあわせて施します。1回目は本葉2枚頃、2回目は6~7枚頃の2回土寄せとします。

7.収穫

 ごく早生品種では、種まきから収穫まで80日前後、早生品種で86~90日かかります。収穫適期は、サヤが鮮緑で充実したときで、遅れるとサヤが黄変し、見ばえが悪くなるだけでなく、実が硬くなって味が落ちます。

8.トンネル栽培

 早どり栽培で5月下旬に収穫するには、トンネル栽培で2月下旬頃には種まきしなけばなりません。トンネル栽培の場合には、露地栽培に比べて次のことに留意します。

1)温度が上がりにくい時期なので、地温を確保するため、はじめトンネルをして暖めてから、種まきをします。
2)土寄せができないので、うね作りをして4cmの深さでまきます。
3)品種は、極早生または早生品種とします。白毛品種は赤毛より高温性品種なので、温度管理に注意します。
4)植付けの密度は株間15cm、2粒まきでやや密植とします。うねを十分湿らせた後、0.03mmのポリフィルムでトンネルかけを行います。トンネル内の温度は33℃を越えないように管理したいので、4月に入ったら穴をあけて換気を始め、徐々に穴を大きくしていきます。





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