１．来歴

　平成３年に農林水産省果樹試験場（現国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構　茨城県つくば市）において、（所有者育成系統×「国見」）に「丹沢」を交配して育成された品種である。平成19年10月22日に品種登録された

２．樹性

　樹姿はやや直立して樹の大きさはやや大きい。樹勢はやや強い品種である

３．果実

　きゅう果は扁球形で、とげは短く密生する。果実の側面は帯円三角形で、果実やや大きい（県内では30ｇ程度）。果皮は赤褐色で、果肉は黄色で粉質、甘味は多い。最大の特徴は今までの日本クリにはなかった渋皮が容易に剥けることである。

４．収穫期

　　９月上・中旬に収穫される中生品種で、丹沢よりやや遅く、国見とほぼ同時期に収穫される。収穫時期が同じ品種が混ざると渋皮が簡単に剥けるぽろたんの特徴が出ないため、収穫時期が異なる品種を植える。

５．種苗登録

1.　登録番号　15658

2.　登録年月　2007.10

3.　出願者名/育成者権者名　農研機構

4.　育成者権者名の消滅日　-