きゅうり 褐斑細菌病
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病害虫情報 : 2024/03/15
高知県 病害虫・生理障害台帳
作物名
きゅうり
一般名称
褐斑細菌病
学術名称
Xanthomonas cucurbitae (ex Bryan 1926) Vauterin, Hoste, Kersters & Swings 1995
症状
主に葉、まれに茎にも発生する。最初、円形、水浸状の小斑点を生じ、やがて黄色のハローを伴う褐色小斑点となり、のちに葉脈に囲まれた角形、淡褐色の病斑となる。病斑部分は薄くなるが、破れて穴が空くことは少ない。さらに病状が進むと、葉枯症状や縁枯症状を呈する。
発生条件
種子または土壌中の被害茎葉が第1次伝染源と考えられる。病斑内の細菌が、降雨、潅水、結露などによる水滴中に混入し、飛散して気孔などから侵入する。
対策
(1)無病の種子を用いる
(2)無病土を用いて育苗する
(3)被害茎葉はすぐにハウス外に持ち出し、適切に処分する
(4)低温多湿条件で多発するので、ハウス内湿度が高くならないようマルチ栽培をし、加温を行う
(5)発病後の防除は難しいので、2週間に1回位の予防散布を行う。発病がみられたら7~10日間隔で2~3回薬剤散布を行う。
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