すいか マグネシウム欠乏症
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高知県 病害虫・生理障害台帳

作物名
すいか
一般名称
マグネシウム欠乏症
学術名称
症状
すいかのマグネシウム欠乏症は、「葉枯れ症」や「ガリ」あるいは「葉巻たんそ」などと呼ばれている。果実肥大の旺盛な時期から、着果節位付近の葉の葉脈間に黒褐色の斑点を生じはじめ、障害部は次第に拡大してえ死する。障害は収穫前に激しく、被害を受けた株から収穫した果実の糖度は低い。
発生条件
カルシウム(石灰)やカリ(加里)の過剰集積や土壌の乾燥、根傷みなどによって、マグネシウム(苦土)の吸収が悪い場合に発生することが多い。
着果数が多過ぎると、根からのマグネシウム吸収量だけでは不足し、果実付近の葉から果実へマグネシウムが急激に移行する。このため、葉にマグネシウム欠乏症の発生が多くなる。
また、障害はユウガオに接ぎ木されたすいかで多く発生し、かぼちゃやすいか共台を台木に利用した比較的発生が少ない。
対策
堆肥の施用や深耕による土づくりを行い、根群域を広くする。苦土を施用するとともに、加里や石灰の多量施用を避け、土壌中の塩基バランスを改善する。
着果量を適正に保つとともに、強摘心や強整枝を避け、1果当たりの葉面積を不足させないような管理を行う。
発生が甚だしいほ場では、マグネシウムの吸収が悪いユウガオ台の使用を避け、すいか共台を用いる。
硫酸マグネシウムの0.5~1%液を幼果期から週1回程度定期的に葉面散布することによって、ある程度発生を防止できる。
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