キク
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こうち農業ネット : 2012/10/27
キクはキク科の宿根草で、日本を代表する切り花の一つである。原産地は中国であり、平安初期に日本へ導入されたとされている。
キクは多くの品種が育成されているが、その生態的特性により「夏ギク」、「夏秋ギク」、「秋ギク」、「寒ギク」の4つの品種群に分類される。これらの自然開花期は5月から翌年の2月初旬にわたる。
露地栽培では、各品種の自然開花期を組み合わせて長期間栽培を行う。
施設栽培では、「秋ギクの電照抑制+二度切り栽培+シェード栽培」により周年栽培する方法と「秋ギクの電照抑制+二度切り栽培+夏秋ギクの電照抑制」により周年栽培する方法がある。
また、キクを利用面から分類すると、「一輪ギク」、「スプレーギク」、「小ギク」等に分類される。
一輪ギク
中・大輪品種で発蕾後、頂花蕾のみを残して他の側花蕾を摘除し、1茎に1花を咲かせる。2輪咲き品種は1茎に2花残す。
スプレーギク
欧米で改良された1茎に多花咲きの園芸品種。日本では1974年に導入された。
小ギク
日本で発達した花茎6cm以下の小輪ギク。1茎多花咲きで、分枝が多い。

3.品種と作型
4.栽培技術
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