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1.性状(キク)

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こうち農業ネット : 2012/10/27

1.性状(キク)

1)開花特性

夏ギク

量的短日植物で、はっきりした限界日長を持たず、24時間日長下でも開花するがより短い日長下で、開花が促進される。したがって、晩春から初夏へかけての長日のもと でも良く開花する。大部分の品種が、10℃前後で花芽分化する。
  秋ギクより幼若性およびロゼット性が弱く、そのため低温下で花芽分化できる。

夏秋ギク 

 7月咲き・8月咲き・9月咲き品種のうち質的短日植物に属する品種群で、かなり長い限界日長を持つ(7月咲きの約半数、8・9月咲きの一部は限界日長を持たないので、 これらは夏秋ギクと称さない )。
  また、秋ギクより高温で開花遅延や奇形花の発生が少ない。特に、7月咲き品種では最も日長の長い6月の日長下で正常に花芽分化するので、短日処理(シェード)せずに、 電照のみによって開花調節できる。

秋ギクおよび寒ギク 

  秋ギクは自然開花期が10月~11月で、開花についての限界日長は12~15時間。 大部分の品種が15℃以上で花芽分化する。
  寒ギクは自然開花期が12月以降で、開花についての限界日長は11時間以下の品種群。
 秋ギクの早生品種は高温による開花遅延の程度が小さいので、シェード栽培が出来る。晩生品種は高温による開花遅延が著しい傾向がある。寒ギクはこの傾向がさらに著しい。

2)ロゼット性

  キクは低温短日下でロゼット化し、低温で打破される。

2.適応性 

 キクは日照を好む。また、浅根性で根の大部分は地下20~30cm付近に最も多く分布する。湿害に弱く、排水不良の条件では根の伸長が悪くなり枯死することがある。排水が十分にでき、通気性のよい圃場がよい。土壌pHは6.0~6.5程度が適している。




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