ページの先頭です。

メニューを飛ばしてメインメニューへ

家庭菜園(ゴボウ)

>> ホーム >> 家庭菜園(ゴボウ)

こうち農業ネット : 2012/11/01

1.作り方のポイント

  1. 過食部が地中深く伸長する野菜のため、耕土(根の伸びる範囲)が深いことが非常に重要です。種蒔き前に深耕しておくと、良品が得られ収穫も楽です。
    一般の野菜に比べてアルカリ性の土壌が適し(pHは6.5~7.0が良い) 、マグネシュウムの吸収が多いので、酸性土壌の場合は苦度石灰で矯正が必要です。また、一度作った畑は、4~5年はきく科の野菜の連作は避けます。
    ゴボウは全生育量に対し初期の生育は緩慢で、生育中期以降に多量の肥料を吸収し、生育も旺盛になります。生育初期の窒素の過度の吸収は、茎葉部の過繁茂につながり、収量低下の要因になりますので、元肥の窒素は控えめにした方が無難です。

2.年間の作付け計画


ゴボウ年間の作付け計画

3.畑の準備

種まき2週間前に苦土石灰を1平方メートル当たり150gを散布して深く掘り耕し、その1週間後に元肥を種まきの真下にならないように施用します。施肥は、1平方メートル当たり有機入り化成肥量250g、熔燐20gを元肥60%、追肥40%(熔燐は全量)程度施用します。秋まきは有機入り化成肥料2~3割、熔燐全量を元肥に施用し、後は追肥に回します。

4.種まき

種子は皮がかたいので一昼夜水に浸し陰干し後、明るいところにおきます。好光性種子ですから種子が隠れる程度に浅くまくのがこつです。

5.間引き

発芽まで2週間くらいかかるので、土の乾燥に注意し雑草に負けないように除草はまめに行います。本葉3枚出葉時が適期で、出葉が扇の骨状に交互に開いているものを残すと比較的品質の良いゴボウを収穫することができます。葉ゴボウ以外の品種のゴボウも、間引きしたものは葉ゴボウとして利用できます。

6.追肥

第1回は本葉2葉期頃ごろ、2回目は間引き終了後生育最盛期前、本葉5~7葉発生期に施します。株間に少量施用し、除草と中耕を兼ねて土寄せします。

 3回目以降は茎葉の繁茂の状態、葉色を見ながら適宜施してください。葉が上を向いていき追いよくのびているときは、根の生育も良いと思って良く、生育途中で肥切れすると、ス入りになりがちです。また、 肥効が遅くまで効きすぎているばあいとか、生育後半の多量の追肥は過度の肥大を招くほか、ス入りの発生の原因となります。

7.収穫

ゴボウは収穫期の長い野菜です。サラダゴボウとしての早堀から、越冬後、芽立ち前の収穫までいつでも収穫することが可能ですが、一般的には早生種ほどス入りが早いため早く収穫することが必要です。葉を刈り取ってスコップなどで丁寧に掘り取ります。


ゴボウ収穫方法

収穫方法

8.トンネル栽培

栽培管理は露地栽培に準じます。

1)トンネル被覆・・・・1月中~下旬頃に、厚さ0.05mm、幅135cmのポリフィルムかビニルフィルムを使って被覆します。土が乾燥しておれば、被覆前   に十分潅水して被覆します。
2)温度管理・・・・被覆した後は、トンネル内を20~25℃の温度に保つようにし、30℃以上にならないような温度管理をします。
3)トンネル除去・・・・3月にトンネル内が高温になると、草が軟弱徒長となり根の肥大が劣るので、換気に注意し温暖な晴天日はトンネルの裾をめくり、十分潅水します。トンネルの除去は、3月下旬頃を目安にしますが、一度に取り外さず徐々に換気穴を大きくし、外気にならしてから除去すると良いでしょう。





メルマガ・LINE登録

keyboard_arrow_down

メルマガ・LINE登録

ここに誘導する文章などが表示されます。
文章などが表示されます。文章が表示されます。
QR CODE

PAGE TOP