家庭菜園(カブ)
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1.作り方のポイント
- 冷涼な気候を好み、15~20℃前後で良く生育します。
保水性、排水性に富んだ土壌条件を好むため、土壌条件が悪ければ、高うねにした方がよいでしょう。
連作すると、土壌病害やホウソ欠乏症などの発生が多くなるので、できるだけ他作物と輪作するようにします。
2.年間の作付け計画

3.畑の準備
耕土が深く、排水の良い、土質の均一な土壌がよいので、十分耕しておきます。施肥は、種まき10日前までに施し、良く耕して土と肥料をなじませます。肥料は、1平方メートル当たり区土石灰100g、FTE3g、有機入り化成肥料100~150g程度(窒素成分で1平方メートル当たり6~15g)を施用します。
うね幅は、0.6~1.2mとし、栽培するカブの大きさなどによって変えます。
4.種まき
土をならして十分潅水を行い、種を15~30cm間隔で1カ所5~6粒を2条まきとします。また、小カブの場合は、条まきあるいはバラまきにします。種をまき終わったら、細かい土で厚さ0.5mmほどに覆土します。なおその上に切りワラやモミ殻をふり、乾燥や土のはね上がりを防ぐと良いでしょう。
5.間引き
1回目は発芽してから3~4日後、2回目は本葉2~3枚の頃、3回目は本葉5~6枚の頃1本にします。大カブの場合、株間30cmとします。間引きは生育の特に早いもの遅いもの、葉色の濃いもの、病害虫に侵されているものから取り除きます。
間引きの方法
6.追肥
発芽後に液肥の500倍液を潅水をかねて施し、第2、3回の間引きをした時に園芸化成肥料を1平方メートル当たり20gずつ施します。小カブの場合は、一般的に元肥のみで栽培します。
7.中耕・土寄せ
間引き後、除草をかねて追肥を施し、軽く中耕土寄せを行います。1本立ちとしたときに土寄せは、やや多めにして根部の肥大を助けます。
8.収穫
秋まき小カブは40~50日、大カブは60~90日で収穫できます。取り遅れるとスが入ったり割れたりします。
割れ方
9.貯蔵
寒い時期の収穫では、収穫したものを葉を切って土に埋めておくか、畑にそのままおいて土寄せを深くしておくと、寒害から守り、長く利用できます。
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