水稲 イネミズゾウムシ
>> ホーム >> 研修申込み専用サイト >> オクラ オオタバコガ >> スターチス ウイルス病(TSWV) >> トマト サツマイモネコブセンチュウ >> きゅうり 軟腐病 >> >> なし 胴枯病 >> すいか モザイク病(CMV) >> なし ナシグンバイ >> いちご アブラムシ類 >> ピーマン・ししとう モザイク病(BBWV) >> すいか ホコリダニ類 >> なす ハスモンヨトウ >> ピーマン・ししとう ハスモンヨトウ >> ピーマン・ししとう ミカンキイロアザミウマ >> かんきつ ミカンコナジラミ >> なし うどんこ病 >> オクラ 果実黒斑病 >> ねぎ タネバエ >> ねぎ ハスモンヨトウ >> なす 灰色かび病 >> すいか 炭疽病 >> ピーマン・ししとう チャノホコリダニ >> メロン チビクロバネキノコバエ >> 水稲 ツマグロヨコバイ >> きく ウイルス病(CVB) >> みょうが ハダニ類 >> きゅうり オンシツコナジラミ >> 施設の省エネ対策 >> 水稲 いもち病 >> にら 葉枯病 >> なす フタテンミドリヒメヨコバイ >> かんきつ ミカンツボミタマバエ >> トマト ハスモンヨトウ >> きゅうり モザイク病(ZYMV、PRSV、WMV―2) >> すいか タバココナジラミ >> 農の雇用事業 >> 水稲 ササキリ類 >> ウイルス病 (CMV、 TAV)(cucumber mosaic virus、 tomato aspermy virus) >> ねぎ ベと病 >> なし シンクイムシ類 >> ナシ えそ斑点病 >> なし ハマキムシ類 >> >> きゅうり ウリハムシ >> なし ハダニ類 >> かんきつ コアオハナムグリ >> トマト うどんこ病 >> きゅうり 黒星病 >> メロン 根腐病 >> いちご クルミネグサレセンチュウ >> メロン ハダニ類(カンザワハダニ、ナミハダニ) >> いちご イチゴメセンチュウ >> ピーマン・ししとう オカボノアカアブラムシ >> しょうが いもち病 >> トマト アザミウマ類 >> すいか うどんこ病 >> にら 白斑葉枯病 >> しょうが ドウガネブイブイ >> すいか 黄化えそ病(仮称) >> スターチス 灰色かび病 >> すいか 緑斑モザイク病 >> なす オカボノアカアブラムシ >> トマト 半身萎凋病 >> ピーマン・ししとう 軟腐病 >> なす 黒枯病 >> メロン 軟腐病 >> すいか チビクロバネキノコバエ >> なし 白紋羽病 >> 【お知らせ】土佐茶振興計画を策定しました >> スターチス 菌核病 >> 水稲 縞葉枯病 >> ピーマン・ししとう サツマイモネコブセンチュウ >> すいか べと病 >> いちご ウイルス病(SMoV) >> ピーマン・ししとう 斑点病 >> ねぎ 白絹病 >> ピーマン・ししとう モザイク病(AMV) >> ねぎ えそ条斑病 >> なす タバココナジラミ >> きゅうり 半身萎凋病 >> すいか ウリハムシ >> にら えそ条斑病 >> なし 黒斑病 >> 水稲 萎縮病 >> しょうが イネヨトウ >> 水稲 黄化萎縮病 >> >> なす すすかび病 >> きゅうり チャノホコリダニ >> かんきつ 灰色かび病 >> なし 枝枯病 >> なす モモアカアブラムシ >> >> >> かんきつ ナメクジ類 >> すいか ミナミキイロアザミウマ >> スターチス 褐斑病 >> ピーマン・ししとう ヒラズハナアザミウマ >> ピーマン・ししとう カメムシ類 >> きゅうり べと病 >> きく キクスイカミキリ >> ピーマン・ししとう へた腐病 >> メロン 苗立枯病(Pythium) >> なす 黒点根腐病 >> きゅうり 褐斑病 >> きく ウイルス病 (CMV、 TAV) >> いちご ハダニ類(カンザワハダニ、ナミハダニ) >> なす ジャガイモヒゲナガアブラムシ、チューリップヒゲナガアブラムシ >> メロン オンシツコナジラミ >> にら ネギアブラムシ >> かんきつ ミカントゲコナジラミ >> 肥料価格高騰対策事業 >> はじめよう! 農福連携 >> かんきつ ウスカワマイマイ >> なし イラガ類 >> >> なし 果実吸蛾類 >> >> ピーマン・ししとう 黒枯病 >> 水稲 ヒメトビウンカ >> すいか モザイク病(WMV) >> なし チャミノガ >> ピーマン・ししとう ミナミキイロアザミウマ >> かんきつ ワタミヒゲナガゾウムシ >> 水稲 イネミズゾウムシ
高知県 病害虫・生理障害台帳

成虫と食害痕

被害株;成虫による食害

幼虫と土繭;根部に寄生する

被害発生圃場
作物名
水稲
一般名称
イネミズゾウムシ
学術名称
Lissorhoptrus orizophilus
Kuschel
症状
成虫は主として葉先や葉縁に近い所を、幅1mmたらず、長さ数mm~数cmの条状に食害する。葉表から葉裏の表皮を残して食害するので、白条となって残り、株当たり数匹寄生すると真っ白になることもある。
成虫は葉を食害した後、水面下の葉鞘の組織内に産卵する。ふ化幼虫は、葉鞘から離脱して土中に入り、若齢期はイネの根中に潜入して食害するが、中齢期以降は根から根へと移動し暴食する。このため、断根状態になって簡単に引き抜けるようになり、地上部の生育は不良となって、茎数も増加しない。また、寄生密度が高いと株絶えとなることもある。
発生条件
越冬は発生水田付近の畦畔、土手、山林などで成虫態で行う。本県では3月になると越冬場所付近のササ、チガヤ、ススキなどの新葉を摂食し、飛翔筋を発達させ、田植えが始まると水田に侵入してくる。本県の早期稲では4月中旬頃から侵入がみられ、ピークは5月上旬である。また、普通期稲では田植直後が侵入ピークとなる。
侵入した成虫は稲の葉を食害しながら、水面下の葉鞘の組織内に産卵する。ふ化幼虫は土中で根を食害しながら成長し、30~40日で老熟し、土で繭を作って蛹化、10日内外で成虫となり、土中から脱出する。
県内では6月中旬ころから新成虫(第一世代成虫)が発生するが、早い時期に羽化した新成虫は晩期稲(早掘りかんしょ、タバコ跡作など)があれば、さらにもう1世代経過する。
対策
(1)本種の要防除密度は株当たり約0.5頭であるので、この密度を超える場合は粒剤を本田散布して防除する。
(2)常発水田ではツマグロヨコバイなどとの同時防除を兼ねて、育苗箱施薬を行う。
(3)中、成苗移植を行えば被害が軽減できる。
ツイート