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かんきつ ミカンツボミタマバエ

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病害虫情報 : 2012/10/16

高知県 病害虫・生理障害台帳


作物名

かんきつ



一般名称

ミカンツボミタマバエ



学術名称

Contarinia okadai
 Miyoshi



症状
 花蕾内部に産まれた卵から孵化した幼虫が、雌しべの子房や花柱、雄しべ、花盤などを摂食する。このため、花蕾は激しく傷つけられ、発育異常となる。花弁は奇形化して横長に膨らみ、がくの基部から褐変を始める。雨の多い年などには花蕾全体が褐変、腐敗し、落果する。
 ポンカン、ハッサク、早生温州、日向夏で被害が見られる。



発生条件
 年1回の発生で、4~5月に成虫、卵、摂食幼虫期を地上で過ごし、残りの期間は休眠幼虫として土中で過ごす。4月に土中近くで蛹化し、約2週間で羽化する。成虫の発生期は蕾の肥大初期に当たり、室戸市のポンカンでは4月下旬となる。
 羽化した成虫は昼間は敷きわらの下など日陰の湿気の多いところに静止しているが、日没近くなると樹冠部に移動してくる。産卵後6~9日で3齢幼虫となり、その後約1週間摂食を続けた後花蕾から脱出する。脱出した幼虫は地表から2~3cmの深さに潜り休眠する。



対策
(1)隔年結果の裏年の被害が大きいので、毎年平均した結果量を得るように栽培管理に注意する。
(2)1~2年十分な防除を行えば園内の発生量が著しく低下するので、その後は密度の推移を見て防除を行う。






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