いちご ウイルス病(SMoV)
>> ホーム >> ピーマン・ししとう 葉脈間黄化症 >> いちご ウイルス病(SMoV)
病害虫情報 : 2012/10/15
高知県 病害虫・生理障害台帳
作物名
いちご
一般名称
ウイルス病(SMoV)
学術名称
Strawberry mottle virus (SMoV)
症状
単独感染ではほとんど病徴を示さず、SVBVやSCVなど複数ウイルスの混合感染によって葉の黄化、ねじれ、株全体の萎縮、果実の小型化を引き起こす。
発生条件
ウイルスはランナーによって親株から子株へ伝染する。また、イチゴケナガアブラムシ、ワタアブラムシによって半永続的に伝搬される。汁液接種は可能であるが、いちごを含む
Fragaria
属植物から
Fragaria
属植物への汁液伝染は確認されていない。
対策
(1)媒介者であるアブラムシ類、特にイチゴケナガアブラムシの防除を行う。
(2)ウイルスに感染した株は周辺への伝染源となるので、早期に取り除く。
(3)ウイルスフリー苗が育成されている品種では、フリー苗を導入して親株を更新する。
ツイート