すいか 黄化えそ病(仮称)
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病害虫情報 : 2024/12/06
高知県 病害虫・生理障害台帳

葉に褐色斑点が生じる

果実内部のえそ症状
作物名
すいか
一般名称
黄化えそ病(仮称)
学術名称
Melon yellow spot virus (MYSV)
症状
葉には不鮮明なえそや、黄色く縁取られた小型で褐色の斑点を多数生じる。葉の症状は全体的に不鮮明で分かりにくい。果実は小型化し、果実表面が波打ったように奇形となり、果皮の表面及び内部にえそを生じる。
発生条件
病原ウイルスは、ミナミキイロアザミウマによって伝搬される。MYSVの寄主範囲は狭くほぼウリ科植物に限られることから、ウリ科植物の感染株から、媒介昆虫であるミナミキイロアザミウマによって伝搬されると考えられる。ほ場内でもミナミキイロアザミウマによって二次伝染する。これまでのところ、他のアザミウマ類による媒介は確認されていない。
土壌伝染、種子伝染はせず、管理作業などによる接触伝染の可能性も低い。
対策
(1)媒介虫であるミナミキイロアザミウマを防除する。施設栽培では、薬剤防除だけでなく防虫ネットなどを利用した侵入防止対策も行う。
(2)発病株は早期に除去し、ほ場外で適切に処分する。
(3)周辺雑草は媒介虫の発生源となるので、除草を徹底する。
(4)栽培終了時には施設の蒸し込み処理を行い、保毒虫の野外への拡散を防ぐ。
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