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なす 黒枯病

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病害虫情報 : 2024/02/26

高知県 病害虫・生理障害台帳



葉の病徴

葉の病徴



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枝の病斑



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ヘタの病斑;米なす

作物名


なす

一般名称


黒枯病

学術名称


Corynespora melongenae
Takimoto

症状

主に葉に発生するが、茎や果実にも発生する。葉では、はじめ周辺明瞭な紫褐色~黒色の点状から円形の病斑ができ、拡大すると不整形の病斑となる。古い病斑は10~15mmにもなり、周辺が黒紫色に縁どられ、中央が灰褐色ないし、淡紫褐色に色あせ、同心円状の輪紋を生じることが多い。発病が多くなると落葉し、生育が著しく抑制される。
茎では収穫や整枝による切り口から発病し、枝の方に進展し、暗紫色の菌そうを生じ、枝枯れする。枯死した茎の表面には、暗黒色のかびを生じる。発生が多くなると果実にも発病し、表面に無数の小隆起を生じる。このような果実は湾曲することが多く、商品価値が著しく低下する。

発生条件

本病はハウス栽培で多発する。病原菌は罹病植物体内部の菌糸や、表面の分生子が土壌表面やハウス資材などに残って次作への伝染源となる。分生子は風にのって飛散し、適度な温度、湿度に遭遇すると発芽し、なすに侵入して発病させる。病斑上には新たな分生子を形成し、再び飛散して次々と発病させる。発病適温は25℃で、とくに結露して葉が濡れるような多湿条件が10時間以上続くと、感染リスクが高まるといわれている。

対策

(1)発病がみられたハウスでは、栽培終了後に、伝染源を残さないように被害茎葉を適切に処分する。
(2)多湿条件で発病しやすいので、マルチ栽培や夜間の加温、日中の換気などによってハウス内の湿度を下げる。
(3)発病葉は伝染源となるので早めに除去し、適切に処分する。





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