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きゅうり 軟腐病

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病害虫情報 : 2024/03/15

高知県 病害虫・生理障害台帳


作物名

きゅうり

一般名称


軟腐病

学術名称


Pectobacterium carotovorum (Jones 1901) Waldee 1945 emend. Gardan, Gouy, Christen & Samson 2003

症状

主に地上部の茎に発生する。はじめ地際部付近に暗緑色水浸状の病斑を生じ、粘液質の汁液を出しながら軟化腐敗する。茎を切断すると、維管束の褐変が認められる。病勢が進展すると、病斑は茎の上下に進展し、株全体がしおれ、やがて枯死する。発病部は悪臭を発する。

発生条件

病原細菌は土壌中で生存し、雨などによってはね上げられて茎に付着し、風雨や管理作業などによって生じた傷口から侵入して発病させる。
病原細菌は多犯性で、なす科、あぶらな科、きく科など100種以上の植物に寄生する。なお、本菌にはばれいしょ塊茎腐敗能力があり、罹病組織の切片をスライスしたばれいしょ塊茎にのせて30℃付近で、乾燥しない条件で培養すると、ばれいしょ組織を腐敗させ、悪臭を放つ。
本病は、高温多雨条件で発生が増加する。また、排水不良、窒素過多により、発病が助長される。

対策

(1)発生ほ場では、連作を避ける。
(2)高畝にして、ほ場の排水を良くする。
(3)湿潤な傷口から感染するので、摘葉などの管理作業は、晴天時に行う。





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