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かんきつ コアオハナムグリ

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病害虫情報 : 2012/10/16

高知県 病害虫・生理障害台帳



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訪花中のコアオハナムグリ成虫



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被害果実(ポンカン);線状のひっかき傷がはいる
作物名

かんきつ



一般名称

コアオハナムグリ



学術名称

Oxycetonia jucunda
 Faldermann



症状
 本種は吸蜜時に頭部を花器内に深く突っ込むため、このときに子房の表面をするどい爪でひっかいて線状の傷をつける。激しく被害を受けたものの多くは落果するが、軽い場合でも収穫時に線状の傷が残り果実品質に影響する。傷の発生場所は果頂から赤道部にかけて多い。また、樹種別では温州みかんより中晩柑類で被害が大きい。



発生条件
 年1回の発生で、土中で成虫越冬し、4月中旬頃から地上に現れる。産卵は主に5月下旬から6月中旬に土壌中に行われ、幼虫は土壌中の有機物を食べて成長する。7月頃までに産卵されたものは9~10月頃までに羽化し、そのまま越冬に入る。
 かんきつ園では開花初期から飛来が見られ、30~40%開花時~満開時に多く見られる。また、樹種別では温州みかんより中晩柑類を好む。



対策
(1)中晩柑類での薬剤防除は開花率30~40%の午前中が最も良い。しかし、単為結果性の低い樹種では、この時期に散布すると花粉媒介昆虫の訪花に影響し着果率が低下するので、このような樹種では開花率15~20%時の午前中に防除する。なお、温州みかんでは異常発生園や着花量の少ない年を除くとほとんど問題にならない。
(2)薬剤防除を行う場合は、栽培地域で一斉に行うと効果が高くなる。






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