かんきつ 青かび病
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病害虫情報 : 2012/10/16
高知県 病害虫・生理障害台帳

罹病果;青色粉状を呈する
作物名
かんきつ
一般名称
青かび病
学術名称
Penicillium italicum
Wehmer
症状
貯蔵中の果実に発生する。はじめ、果皮が淡黄色、水浸状に軟化し、徐々に拡大して円形の病斑となる。その中心部に白色のかびを生じ、やがて分生子を形成して青色粉状を呈する。
発生条件
分生子が土壌中で越夏し、秋末頃から土ぼこりとともに空中に飛散し、収穫果の表面に付着したり、傷口から侵入したりして、貯蔵庫に持ち込まれる。貯蔵庫内では接触伝染もあると考えられる。12月下旬から発病することもあるが、貯蔵後期の2月以降に多くなる。
対策
(1)果実の取扱いを丁寧に行い、果皮に傷を付けないようにする。
(2)果実に水滴が付着している降雨直後、早朝、夕方などの収穫を避ける。
(3)予措終了後なるべく早く発病果を取り除く。
(4)収穫1ヵ月前までの間は薬剤散布の効果に差がないので、貯蔵用の果実は薬剤散布を1回行う。
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