4.栽培技術(テッポウユリ) 2
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こうち農業ネット : 2012/10/28
2)12~3月出し
ア.球根サイズ
12月出し:M、S球
1月出し:S球
2月出し:S、SS球
3月出し:SS球
イ.温湯処理
10~11月出しと同様とする。ただし、堀上げ後2ヶ月以上倉庫の気温変化の小さい場所に保管して自然に休眠が破れているSS球等は、保管中に乾燥した分を吸水させるだけでもよいが、温湯処理の方が発芽が揃う。
ウ.パッキング処理
箱の底にオガクズを2~3cm敷き、そこへ温湯処理した球根を箱の半分くらいまで入れる。球根の上にオガクズを2~3cm詰める。その上にまた球根を入れ、オガクズを詰め蓋をする。
2~3月出しのものはオガクズでパッキングする必要ない。
エ.冷蔵処理
12月出し | 15日程度10~13℃で予冷し、10~5℃で30~35日本冷する。 |
1~2月出し | 10~5℃で45~50日本冷する。 |
3月出し | 10~5℃で20~30日、5~2℃で20~30日で総日数45~50日本冷する。 |
ポリ袋乾燥冷蔵では出庫時に発芽していないことがあるが、定植後に発芽して生育も同様となる。また、3月出しでは出庫時に発芽していなくても、定植後に発芽し生育もほぼ同様となる。
オ.本ぽ
a.光線管理
寒冷紗被覆は12月出しでは定植後15日程度とし、1月出し以降の寒冷紗被覆は必要ない。
また、低日照により花飛びが発生するので採光に努める。
b.栽植密度
密植にすると下葉が枯れあがりやすいので、植え付け球根数は40,000球/10aまでとする。
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