4.栽培技術 (テッポウユリ)3
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こうち農業ネット : 2012/10/28
3)4月出し
堀り上げた切り下球
9~11月出しの各作型の収穫が終わった後、すぐに球根を堀上げ、その圃場に4月出しの作型を入れれば圃場が効率的に回転できる。
ア.球根サイズ
購入球、自家養成球:S(大、中)
切り下球 :L、Mの切り下球
イ.温湯処理
購入球根、自家養成球の場合は、堀上げ後2ヶ月以上倉庫の気温変化の小さい場所に保管して、自然に休眠がさめるのを待ち、その後保管中に乾燥した球根に吸水させるため2時間から1昼夜水に浸漬するか、あるいは42~43℃で温湯処理する。
切り下球の場合は、堀上げ後倉庫の気温変化の小さい場所に保管し、42~43℃で温湯処理する。
購入球、切り下球ともに温湯処理せず、吸水だけでもよいが温湯処理の方が発芽が揃う。
ウ.冷蔵処理
購入球根、自家養成球は温湯処理後、5~10℃で30~20日、その後2~5℃で20~30日冷蔵する。
自家養成球は温湯処理後、2~5℃で45日冷蔵する。
エ.栽培管理
2~3月出しと同様にする。
ただし、切り下球を使用する場合は、1球から2茎立たせるので定植球数は1回目の作の半分でよい。株間は18~20cmに広げる。
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