形態情報 Sphaerotheca
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病害虫情報 : 2012/10/19
高知県 病害虫・生理障害台帳
学術名称:
Sphaerotheca
形 態:
子のう菌類に属する。分生子時代はOidiumである。
子のう殻は球形、内部に1個の卵形~楕円形の子のうを有し、1個の子のうには6~8個の無色、単細胞、楕円形の子のう胞子を含む。子のう殻の基部には菌糸状の付属糸が観察され、分岐しないか、あるいは不規則に分岐し、褐色~暗褐色で、数個の隔壁がある。分生子柄は菌糸から垂直に分岐し、隔壁を有し、その先端に分生子を形成する。分生子は通常鎖生し、無色、単胞、類球形~楕円形~長楕円形で顆粒状のフィブロシン体を含む。
S. fuliginea(きゅうりうどんこ病菌)の分生子は、無色、楕円形、単胞、大きさ25~37×14~25μmで、分生子柄上に鎖生する。子のう殻は褐色、球形で1個の子のうを含み、子のう内には楕円形の子のう胞子が5~8個含まれる。
S. humuli(いちごうどんこ病菌)の分生子は、楕円形、無色、単胞で内部にフィブロシン体を有し、大きさは22~36×12~20μmである。

分生子;いちごうどんこ病菌
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