グリーンフォーカス 令和7年3月号
高知県立農業担い手育成センターのリカレント講座について
- はじめに
高知県立農業担い手育成センターでは、就農希望者長期研修生に就農に向けた研修を行っています。R2年度からは、農業者の研修(社会人が必要に応じて再教育を受ける、循環・反復型の教育体制)として「リカレント講座」を開設しており、就農10年目までの農業者を主な対象として、研修機会を提供しています。
※ 対象は県内在住者
※ 講座によっては、農業者と長期研修生が同時受講
- 講座内容
R7年度の講座は、農業基礎講座(野菜栽培、農業経営、土壌肥料、病害虫、花き栽培、果樹栽培:6月中旬頃に一括実施)、農業機械研修(メンテナンス:7月、初級コース:8月、女性専用コース:日程要相談、中級コース:1月)、流通マーケティング講座(6月、10月、2月)、データ駆動型農業講座(6月、10月、2月)、労務管理講座(5月、9月、1月)、ドローン講座(11月上旬)、加温機メンテナンス(6月、10月、2月)、経営確立講座(夏期・冬期の2回)を計画しています。
上記の講座で、農業基礎講座、流通マーケティング講座、データ駆動型農業講座、労務管理講座については、オンライン受講も可能です。
- R5年度までの受講者の推移
R6年度には加温紀メンテナンスや農業機械研修の女性専用コースなど、内容を追加して実施し、県内農業者の学び直しの場として活用されています。
- 今後の展開
ドローン講座はR5年度まで連続3日の日程で開催していましたが、受講者からは「短期であれば参加しやすい」との意見がありましたので、R6年度は2日に短縮して開催し、受講者は11名(R5年度4名)となりました。受講者からは、「直接操作できるし、法律のことも学べた。すごく良い講座です」との意見をいただきました。内容の充実した講座ですので、今後も受講者のニーズを聞きながら、構成していきたいと考えています。
農業機械研修の女性専用コースはより周知されるよう、R7年度は広報し、また、女性組織・団体等と連携することで、受講者を確保していきたいと考えています。
R6年8月に行われた当センターの運営協議会で、「リカレント講座の周知」について協議を行った際に、今後の取り組みとして、JA広報誌「こうぐり」において周知することなどのご意見をいただきました。R7年4月号より、当センターで行うその他のイベントと併せてリカレント講座の案内も掲載し、できるだけ毎号お知らせすることで周知を図り、県内農業者の学び直しの場を提供していきます。
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