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グリーンフォーカス 令和元年8月号

病害虫防除所 : 2019/08/01

トウモロコシ、イネ、野菜類の重要害虫ツマジロクサヨトウについて

 本年7月3日、鹿児島県南九州市の飼料用トウモロコシほ場で国内未発生の害虫・ツマジロクサヨトウが見つかりました。その後の全国調査の結果、7月25日現在、熊本、宮崎、長崎、大分、沖縄県の飼料用トウモロコシとスイートコーンでも発生が確認されています。
 本種はアメリカ、アフリカ、アジア(インド、中国、台湾、韓国)に分布しており、トウモロコシやイネなどのイネ科作物のほか、アブラナ科、ナス科、ウリ科など幅広い作物に寄生します。成虫は飛翔能力が高く、気流に乗って長距離移動が可能なことから、日本への侵入が警戒されていました。
 現在、高知県での発生は確認されていませんが、今後侵入する可能性は十分考えられます。本種と思われる虫を発見した場合は、病害虫防除所までご連絡ください。



<形態・生態>成虫の体長は約37〜40mmで、オスのみ前翅に黄色い斜めの斑紋があります(写真1)。幼虫は、終齢で約40mm程度になります。幼虫が植物の葉、茎、花並びに果実を食害します。幼虫の見た目はアワヨトウによく似ており(写真2)、寄主植物や被害の出方もほとんど同じです(写真3)。



画像1


画像2


画像3


ほ場で幼虫を発見した場合は、以下の点で比較して下さい。

・頭部:いずれも網目模様がありますが、ツマジロクサヨトウは頭部の真ん中が淡色の逆Y字模様になっており、アワヨトウは黒色の八字型模様になっています(写真4)。
・尾部:ツマジロクサヨトウは、刺毛基板が褐色や黒色で模様は大きく、盛り上がっている部分があります。アワヨトウは、刺毛基板が黒色の小さな点のようになっています(写真5)。



画像4
画像5


担当

高知県病害虫防除所

電話 088−863−1132

FAX  088−863−7470