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グリーンフォーカス 平成29年7月号

須崎農業振興センター 農業改良普及課 : 2017/07/10

6次産業化支援チームによる新商品開発支援

  • 対象:(株)雲の上ガーデン(「D’aPan屋」)(梼原町)
  • 1 対象の概要

 梼原町の農業法人「(株)雲の上ガーデン」は平成21年から梼原町四万川地区茶や谷(標高約550m)で、寒暖差を利用した高原野菜の生産など、農薬・化学肥料不使用の農業を続けています。平成22年にはカフェ「D’aPan屋」をオープンさせ、菓子・パン・スウィーツの販売を始めました。平成24年にはシェフを迎え、自社の野菜を使った料理の提供や地元の農産物を原料とした加工品作りに取り組み、平成28年からは、「D’aPan屋」が独立経営となり、新たな商品開発や販路拡大の取組によりいっそう力を入れています。
 平成27〜28年度に6次産業化支援チームの課題に選定され、店の看板商品になる新たな瓶詰加工品の開発と、それによるカフェへの集客向上を目指し活動してきました。

※6次産業化支援チーム 
 6次産業化の取り組みのうち、県域流通(または情報発信により県域の消費者を招き入れて商品を提供)を目指す方を対象に、主体となる農家等と支援者である県産業振興推進部の各地域の地域本部と農業改良普及課・所が一体となって支援チームをつくり、アドバイザーの助言を受けながら、県域流通を目指し、それぞれのチームの実情に応じたステップアップにつなげる取り組み。平成27年度から毎年、高知県下で25課題が設定されている。


梼原町の位置

梼原町の位置



梼原町四万十川地区茶や谷風景

梼原町四万十川地区茶や谷風景


「Da’Pan屋」外観

「D’aPan屋」外観

  • 2 活動内容

 (株)雲の上ガーデンを対象に、須崎農業振興センターが中心となってコーディネートし、地域支援企画員(梼原町)、梼原町の関係機関で6次産業化支援チーム結成しました。アドバイザーの意見を交えつつチーム会で新商品の開発について検討・支援しました。
 平成27年度には新商品のジャム開発とその販路について検討し、棚に並べても目を引くよう、違う種類のジャムを1つの瓶に入れた2色のジャムを開発しました。
 平成28年度にはカフェで製造し料理に使用している、ビーツピクルスを使ったソースの商品化に着手しました。ビーツは砂糖ダイコンの一種で鮮やかな赤紫色をしており、最近注目されている野菜です。チーム会で、新商品のコンセプト、販路、売価設定、賞味期限設定、ラベルデザイン案について検討し、試作品を作成しました。須崎農業振興センターからは販売促進に活用するため、ビーツの特性について情報提供しました。また、販売にあたってPRを図るため、新聞取材もコーディネートしました。
試作品のソースを使った賞味会では、関係機関を中心に女性7人を集め、商品PRに生かすためどのような料理に合うかを検討した他、ラベルの決定も行いました。出席者からは「茹で野菜やモモ肉のソテーに合う」、「パンにつけてもフルーティーで美味しい」などと高い評価を得ました。


チーム会での検討

チーム会での検討


取材の様子

取材の様子


賞味会での活用法検討

賞味会で活用法の検討


ラベルの検討

ラベルの検討

  • 3 活動の成果

 チーム会での支援の結果、平成27年には新商品「小夏&ブルーベリージャム」が、また平成28年には「ピクルスdeソース(ビーツ)」が完成し、「D’aPan屋」店頭で販売を開始しました。特に「ピクルスdeソース(ビーツ)」は販売後2カ月で80本を販売しており、新商品の効果でカフェへの来店客も伸びています。
 アドバイザーを交えて商品開発の手順を踏んで商品化を進めたことで、商品開発の手順を対象が習得することができました。また、チーム会で話し合いを重ねたことで、オリジナリティのある商品を開発することができました。加工担当者も「肉、魚、野菜。何にでも合うソースに仕上がった」と喜んでいます。


「ピクルスdeソース(ビーツ)」

「ピクルスdeソース(ビーツ)」


ソースの活用例

ソースの活用例

  • 4 今後の方向性

○今回の活動で開発した「ピクルスdeソース」のラインナップを増やすため、違う野菜を使った商品開発も行う予定です。それにより他の商品とも合わせてギフトセットとして活用していくことを目指します。
○安定して商品を製造していくため販売目標を見据えた原材料の生産・確保と、カフェと加工製造のための労力の確保を行っていきます。