形態情報 Fusarium solani-melongenae
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病害虫情報 : 2024/03/15
高知県 病害虫・生理障害台帳
学術名称:Fusarium solani-melongenae
形態:
子のう菌類に属する。
子のう殻はふつう赤褐色~鮮紅色で、卵形、洋梨形ないし亜球形、宿主の表面に散生あるいは群生する。種によっては、発達した子座内に子のう殻が埋没するものがある。子のう殻の先端の孔口部は、乳頭状を呈することが多い。子のうは円筒形~棍棒状で、子のう殻中に多数形成され、中に子のう胞子を8個形成する。子のう胞子は無色~淡色で、中央に1隔壁を持つ2細胞、ときに隔壁部分でくびれ、楕円形~卵形である。子座の有無や、子のう胞子等の大きさ、不完全世代の有無とその形態等で種の分類がされる。なお、本菌の不完全世代はFusarium striatumである。

子のうと子のう胞子(ピーマン立枯病)

不完全世代の大型分生子

不完全世代の小型分生子
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