高知県　病害虫・生理障害台帳

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名　　称：
　カメムシ類（トマト）
 

学術名称：
Nezara viridula (Linnaeus)、Nezara antennata Scott
 

形　　態：
　ミナミアオカメムシの成虫は体長14～17mmで、緑色のものが最も普通であるが、いくつかの色彩型（黄帯、覆輪、緑斑など）がある。卵は俵型で、高さ１mm位、80～150粒の卵塊として産みつけられる。幼虫は円味があり、背面に橙黄色ないし黄白色の斑点がある。５齢を経過する。
　アオクサカメムシは成幼虫ともミナミアオカメムシに極めて似ており、体長や色彩型については同じである。両種の成虫での見分け方は、ミナミアオカメムシの腹板背面全体が緑色であるのに対し、アオクサカメムシでは黒色となる。また、触角の暗色部がミナミアオカメムシでは茶褐色であるのに対し、アオクサカメムシでは暗黒色となっている。
　両種の分布はミナミアオカメムシが海岸部、アオクサカメムシが中山間部が主である。ただし、夏期～秋期には中山間部でもミナミアオカメムシが採取されることがある。

 

アオクサカメムシ


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