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いちご 輪斑病

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病害虫情報 : 2012/10/15

高知県 病害虫・生理障害台帳



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罹病葉;病斑の周辺は紫褐色、内部は灰色の明瞭な輪紋状となる。
作物名

いちご



一般名称

輪斑病



学術名称

Dendrophoma obscurans
(Ellis et Everhart) Anderson



症状
 葉、葉柄およびランナーに発生する。
 葉では初め紫褐色の不整円形の小斑点を生じ、拡大するにつれて中心部はえ死して紫褐色に変わる。さらに病勢が進むと病斑は明瞭な輪紋状となり、周囲は紫褐色~赤褐色、内部は灰色~灰褐色となり、破れやすくなる。葉縁に病斑が及ぶとくさび形の大形病斑となって、葉は枯れ上がる。古くなった病斑上に小黒粒点(分生子殻)をまばらに生ずる。
 葉柄やランナーには赤紫色の浅くへこんだ病斑を生じ、その周辺は上下に長く赤変する。 



発生条件
 被害葉上の分生子殻で越冬し、翌夏に分生子を飛散して伝染する。菌の生育適温は28~30℃で、梅雨期の後半から9月の高温と降雨によって蔓延する。採苗床および育苗床で被害が多く、10月以降の発病はまれになり、本ぽでの発生はほとんどない。いちご輪紋病と酷似するが、本病が葉を侵す最優先種である。



対策
 病斑上に形成された分生子により2次伝染が起こるので、病葉は早めに除去し、ほ場外で適切に処分する。





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