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いちご 菌核病

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病害虫情報 : 2012/10/15

高知県 病害虫・生理障害台帳


作物名

いちご



一般名称

菌核病



学術名称

Sclerotinia sclerotiorum
(Libert) de Bary



症状
 葉柄、果柄や果実に発生する。
 葉柄や果柄では地際部が初め湿潤状に褐変腐敗し、病斑上に白い綿毛状のかび(菌糸)が生える。多湿条件では大粒の透明な汁液が分泌されることがある。のちに菌糸が集まった白色の塊ができ、やがて黒色で不整形のネズミの糞のような菌核が形成される。症状が重くなると株は腐敗して株枯れとなる。



発生条件
 菌核の形で土壌中で生存し、伝染源となる。菌核は適温、適湿下で発芽して子のう盤を形成し、多量の子のう胞子を形成して伝染する。発病した茎葉の接触によっても伝染する。感染の適温は15~21℃と比較的低く、無加温ハウスは本病発生の好適条件である。灰色かび病よりも低温の時期から発生し始め、加温栽培では、秋期の暖房開始前と3月以降の暖房を弱める時期に多く発生する。
 なお、伝染源となる菌核の発芽と子のう盤の形成には紫外線が必要である。



対策
(1)ほ場は夏の休閑期に水稲を栽培するか、2カ月以上湛水して菌核の死滅をはかる。
(2)全面マルチ栽培、夜間の加温、日中の換気などによってハウス内の湿度低下に努める。
(3)罹病果実や茎葉は、菌核形成前に除去してほ場外で適切に処分し、次作の伝染源を少なくする。






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