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かんきつ そうか病

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病害虫情報 : 2013/07/05

高知県 病害虫・生理障害台帳



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罹病葉;イボ型病斑



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罹病葉;そうか型病斑



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罹病果;そうか型病斑
作物名

かんきつ



一般名称

そうか病



学術名称

Elsinoe fawcettii
 Bitancourt et Jenkins



症状
 葉では、はじめ円形の水浸状または黄色の退色小斑があらわれ、やがてその部分が隆起し、灰褐色の壊死斑となる。展開途中の小さな葉が感染するとその周辺の組織も隆起していぼ型病斑となり、成葉に近づくと病斑部のみが径1mm前後に隆起するそうか型病斑となる。
 果実も同様に小さな果実ではいぼ型病斑、肥大が進むとそうか型病斑となる。
 枝の病斑は伸張初期に限られ、そうか状にわずかに隆起する病斑もあるが、筋状ないしかすり状となる場合が多く、灰褐色を呈する。



発生条件
 越冬罹病葉が第1次伝染源となり、降雨時に伝染する。
 葉では新葉が展開する4~5月に発生が多く、胞子が付着後、12~15時間以上多湿条件が続けば発病が多くなる。感染から発病までの期間は生育ステージ、温度、伝染源量等によって異なるが、葉では概ね8~16日、果実では15~20日である。
 品種によって感受性が異なり、温州みかんは感染し易く、はっさく、文旦等は感染しにくい。



対策
(1)第1次伝染源となる越冬罹病葉をできるだけ除去し、園内の通風採光を良くして、雨、露などが早く乾くようにする。
(2)窒素肥料の施用のしすぎや強剪定は、軟弱な枝葉の発生を助長し、被害を大きくするので注意する。

 




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