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水稲 イネクロカメムシ

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病害虫情報 : 2012/10/18

高知県 病害虫・生理障害台帳



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成虫



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被害株;白穂となる



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幼虫
作物名

水稲



一般名称

イネクロカメムシ



学術名称

Scotinophara lurida
Burmeister



症状

 イネの全生育期間にわたって加害する。特に、越冬世代成虫による生育前期の被害が大きい。加害により、葉に黄白色の斑点を生じたり、心枯茎となり、有効茎数が減少する。越冬世代成虫が株当たり4頭で60%、8頭で80%の収量減になるという試験例がある。
 若齢幼虫が加害すると、下位の葉や葉鞘に斑点を作り、葉や遅発分げつを枯死させる。老齢幼虫は茎の上部に群がり、出すくみ穂、白穂、変色籾となる。新成虫は主に穂を加害するため、不稔籾や屑米が発生するが、斑点米の発生は少ない。



発生条件

 山林に隣接したほ場や中山間地帯で発生が多い。年1世代、イネ単食性である。
 雑木の落葉下などで、成虫態で越冬する。越冬世代成虫は6月~7月に本田に飛来し、その最盛期は6月下旬~7月上旬である。飛来後イネを吸汁しながら卵を産み始め、8月下旬まで産卵する。幼虫は7月中旬頃から発生し始め、8月下旬に最盛期になる。新成虫は8月中旬から発生して穂を加害し、9月上・中旬に発生盛期となり、10月下旬には越冬場所へ移動する。
 現在、局部的に発生がみられている程度であるが、近年は発生が増加傾向にある。



対策

 越冬世代成虫の発生盛期(6月下旬~7月上旬)と若齢幼虫期(8月上旬)が防除適期である。





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