しょうが 紋枯病
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病害虫情報 : 2018/11/13
高知県 病害虫・生理障害台帳
地際部葉鞘での初期病斑
作物名
しょうが
一般名称
紋枯病
学術名称
Rhizoctonia solani
Kuhn
症状
主として、葉鞘、葉を侵す。葉鞘では、はじめ灰緑色~茶褐色の円形病斑を生じ、次第に不整形病斑になり、のちに病斑中心部は淡褐変して消失し、病斑周辺部が残るため、浅い陥没病斑となる。葉では、初め水浸状病斑を生じ、速やかに進展して雲状あるいは不整形の大型病斑となる。
塊茎では、表皮があめ色となり、激しい場合は、出芽後の芽が侵される。
発生条件
罹病残渣とともに土壌中で越冬し、翌年の伝染源となる。また、種塊茎によっても伝染する。
発病適温は30℃付近で、多湿条件で発生が多い。そのため、施設栽培では被害が大きくなりやすい。
対策
(1)必ず無病の種塊茎を使う。
(2)根茎腐敗病対策を兼ねた土壌消毒も有効である。
(3)連作を行わない。
(4)薬剤防除は発生初期から行い、その後は病勢の進展を見て行う。
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