トマト 苗立枯病
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病害虫情報 : 2024/03/28
高知県 病害虫・生理障害台帳

地際部がくびれ、倒伏する
作物名
トマト
一般名称
苗立枯病
学術名称
(1)Pythium vexans de Bary
(2)Rhizoctonia solani J.G. Kühn
症状
発芽不良や苗立枯れを起こす。多湿時には病斑の表面に白色の菌糸を生じる場合がある。
発生条件
病原菌は卵胞子(Pythium菌)や菌糸塊・菌核(Rhizoctonia菌)などの形で罹病残さとともに土壌中に残存し、伝染する。
対策
(1)土壌中に未熟な有機物があると病原菌が増殖しやすく、また、土壌の水分過多は発病を助長するので、有機質資材は十分腐熟したものを施し、育苗中の水管理には注意する。
(2)病原菌は土壌中に生存し、幼苗期に根や地際部を侵すので、床土には汚染のない土壌を用いる。できれば土壌くん蒸剤などで消毒する。
(3)播種床のような密植条件下で発病すると短期間で蔓延するので、早期発見に努める。
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