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グリーンフォーカス 平成28年11月号

高知県立農業担い手育成センター : 2016/11/01

農業者の総合的支援施設「農業担い手育成センター」が開設3年目を迎えました!

 農業担い手育成センターは、『新規就農者の確保・育成の拠点』、『収益性の向上による産地の維持発展、農家所得の向上を目指す先進技術の実証・普及の拠点』として、平成26年に開設して2年半が経過しました。

 そこで、農業担い手育成センターの取り組みを改めてご紹介したいと思います。

研修の概要(新規就農者の確保・育成の拠点)

 当センターでは、『こうちアグリスクール』、『こうちアグリ体験合宿』、『就農希望者長期研修』など、さまざまな研修を用意しています。農業に関する知識を勉強したい人への基礎的な研修から、高知県内に就農を予定している人への高度な栽培技術研修まで、希望する段階に応じて、研修メニューを選択できます。

 とくに『就農希望者長期研修』は、即戦力として期待される農家子弟、これまで農業にかかわりのなかったIターン就農希望者などにも、希望する研修を受けられるように3、6、12、24カ月のコースを設定しています。希望する研修期間、目的に応じた研修カリキュラムを選択することができます。栽培管理を実践しながら学ぶことができるので、自身の適正を見極めたうえで就農を目指せるところが特徴です。


研修例

図 研修メニューの概要

実証展示の概要(実証・普及の拠点)

 設立時から、新しい技術として炭酸ガスの局所施用、栽植様式などを実証し、施設内環境制御による高収量モデルを実証展示しています。これまでの実証結果の概要を表1に示しました。可販果収量は、従来に比べ、約60〜90%増加しました。

 平成28年度は、引き続きトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、シシトウなどの実証を行っており、すでに視察・研修の場としても利用されています。

 平成27年度の視察・研修者数は1,000人を超えるほど盛況でした。平成28年度の視察・研修者数はそれを上回るペースで推移しています。農業担い手育成センターの取り組みが認知され、実証・普及の拠点となりつつあるようです。


表 実証結果の概要

研修生の受け入れ強化

 研修生の受け入れ強化の一環として、5月に寮が新しく完成しました。これにより、受け入れ可能人数が40名に倍増しました。

 市町村の「新規就農のための『産地提案書』」にも、当センターの研修が位置づけられるようになりました。

 市町村、研修施設、振興センター、JA、農業会議などの農業関係機関との連携を強化するだけではなく、移住促進や地域おこし協力隊との連携体制をつくっています。


CLT工法の寮

写真 新しく完成した正大寮東館
CLT工法で建てられ、モダンな外観

今後

 平成26年の設立からの2年半で、56名を長期研修生として受け入れてきました。そのうち31名が高知県内に就農、あるいは就農予定になっています(当センターで研修中の研修生を除く)。彼らは、キュウリ、ピーマン、ナス、トマトなどで就農しており、将来の地域リーダーとなり、地域を担っていくだろうと期待しています。


進路