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1-1.高知県の地質

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こうち農業ネット : 2012/10/30

 土壌は気候や水、植生などの影響を受け生成されていますが、とりわけ母材となる岩石の影響を強く受けています。したがって、県下の農耕地土壌の特徴を知るうえで、地質は重要な要素となります。
 高知県は、糸魚川―静岡線と中央構造線とによって、地質学的には西日本外帯に位置し、さらに、その南の2つの構造線によって、地質状態の異なる3つの地質帯に分けられています(図1-1)。3つの地質帯とは、中央構造線と御荷鉾構造線に挟まれた三波川帯、御荷鉾構造線と仏像構造線に挟まれた秩父帯及び仏像構造線以南の四万十帯のことです。
 三波川帯は、主として変成岩(結晶片岩)からなり、最も古い地質です。一般的に粘質で礫含量の多い土壌が分布しています。
 秩父帯は、古生代の岩石が中心ですが、地質構造は非常に複雑であり、珪岩、砂岩の他、石灰岩や蛇紋岩など種々の岩石からなっています。一般的に、礫岩量が多く、有効土層も浅くなっています。
 四万十帯は、主として中生代の堆積岩からなり、頁岩、砂岩が多く分布しています。
 また、室戸、幡多地域では地質年代の比較的新しい第3紀層が分布をしています。
 その他、洪積期の堆積物を母材とする層が各地に点在し、河川流域及び沿岸部では沖積層が分布、水田として利用され県下農耕地の主要部分を占めています。


地質構造区分の大要

図1-1 地質構造区分の大要




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