新規就農のためのポイントのひとつとして欠かせないのは、農業に対する意欲と情熱です。農外からの新規就農者は、営農条件のハード面や生活条件のソフト面でもゼロからスタートするわけですから、「何がなんでも農業で夢を実現するぞ」という強い意欲と熱い情熱が必要になります。
　皆さんの先輩にあたる就農者からは「自分が本当に農業をやりたいのか、また農業に向いているのか、よく冷静に考えてから行動してほしい。都会の生活がいやだとか、サラリーマンがおもしろくないからといったことでは生活していけないし、多くの人がやめてきた農業を継続していくことはできない。必要なのは、意欲と勇気と知恵である」と言われます。また、新規就農者が農業所得で生活できるようになる目途についても、「３～５年かかった」事例が多いようです。それぐらいの間は石にかじりついても頑張る、という信念が必要だということでしょう。


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