高知県　病害虫・生理障害台帳

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作物名

かんきつ



一般名称

カメノコロウムシ



学術名称

Ｃeropastes japonicus
Ｇreen



症状
　他のロウムシ類と同様、枝や葉に寄生して樹液を吸汁することから、多発すると樹勢が低下する。また、虫体から分泌された甘露にすす病が発生し、果実や葉が黒く汚染される。



発生条件
　ツノロウムシと似た生態である。年１回発生し、雌成虫で越冬する。通常、１齢幼虫の発生時期は６月上旬～７月上旬頃である。ふ化幼虫は歩行あるいは風に飛ばされて分散し、枝や葉に定着する。定着した幼虫は２、３日後からろう物質を分泌しながら成長し、８月下旬から９月中下旬頃に成虫になる。なお、本種雌成虫は秋になると葉から枝に移動する。



対策
(1)ミカンハダニや他のカイガラムシ類との同時防除をかねて、冬期（12～１月）にマシン油乳剤をの散布する。
(2)薬剤防除は、幼虫の発生終期が適期である。
(3)発生が局地的である場合には、冬期の剪定時にかき落とす。



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