なし みつ症
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こうち農業ネット : 2012/10/17
高知県 病害虫・生理障害台帳

作物名
なし
一般名称
みつ症
学術名称
カルシウム欠乏症
症状
果肉の一部または放射状に水浸状となり、症状が進むと果皮が潤んだようになる。果肉全体がスポンジ状になることもある。障害を受けた果実は、外観や日持ち性が悪く、商品価値がなくなる。
発生条件
根の機能低下などにより、カルシウムの吸収と果実への移行が悪い場合に発生しやすい。また、保水性が悪く、乾燥する園で、やや過熟した果実に発生が多い。冷夏の年や満開後90~120日(7月上旬~下旬)に乾燥した年にも発生しやすい。
対策
予防的に塩化カルシウムの0.2~0.5%液などを葉面散布するとともに、適期収穫を心がける。有機物の施用や深耕による土づくりを行い、根の活性を維持する。夏期には、灌水や敷きわらにより、乾燥防止に努める。
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