オクラ ワタノメイガ
>> ホーム >> オクラ ワタノメイガ
病害虫情報 : 2012/10/17
高知県 病害虫・生理障害台帳
被害葉;葉縁部から葉を巻く。
巻葉内の老齢幼虫
作物名
オクラ
一般名称
ワタノメイガ
学術名称
Notarcha derogata
Fabricius
症状
淡緑色の幼虫が葉を筒状に巻き、その中で食害する。このような被害症状は他の咀しゃく性害虫では見られない。幼虫は一つの巻葉内に留まることはなく、発育が進むと新しい巻葉をつくり、食害する。発生が多いときにはほとんどの葉が巻き、葉が食いつくされる。
8~9月に発生が多くなることから、この時期に栽培する露地作型で発生が多い。施設栽培での被害はあまり問題とならない。
発生条件
本種はオクラの他にワタ、フヨウ、タチアオイ、ムクゲなどのアオイ科やアオギリ、キリなどの葉を食害する。
幼虫で越冬でし、年間3世代を経過する。オクラでの発生は7月頃からみられはじめ、8~9月に多くなる。
対策
葉を巻いてからでは薬剤散布しても薬液がかかりにくいので、できるだけ発生初期に防除を行う。
ツイート