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ピーマン・ししとう タバココナジラミ

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病害虫情報 : 2024/02/02

高知県 病害虫・生理障害台帳



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成虫



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葉の被害;排泄物にすす病が発生(ししとう)



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果実の白化症状(ピーマン)

作物名

ピーマン・ししとう



一般名称

タバココナジラミ



学術名称

Bemisia tabaci
 (Gennadius)



症状
 植物体を吸汁することにより生長を阻害するほか、成虫や幼虫が排泄する甘露が付着した部位に黒色のカビを生じる(すす病)。果実にすす病が発生すると商品価値が低下する。
 また、特異的な被害症状として、ピーマン・ししとうでは果実の色がうすくなる白化症状を生じることがある。



発生条件
 成虫、幼虫ともに葉裏に寄生し吸汁する。ピーマン、ししとうの他、なす、トマト、かぼちゃ、きゅうりなどの野菜類、ポインセチア、ハイビスカス、きくなどの花卉類の他、多くの雑草にも寄生する。
 高温性の害虫で、温度が十分あれば周年発生する。25℃では卵期間は7~8日、幼虫期間は7~8日、蛹期間は5日で、19~20日で成虫になる。野外では年間3~4世代、施設内では10世代以上を経過する。
 本種には発生生態の異なるバイオタイプが知られている。これまでバイオタイプB、Qの他、日本在来のバイオタイプJpLの発生が知られている。このうち、バイオタイプBは白化症状を引き起こしやすいとされる。なお、バイオタイプBは、シルバーリーフコナジラミとして別種に分類されていたことがある。
 成虫は黄色に誘引される習性がある。



対策
(1)施設栽培では野外からの侵入を防ぐために開口部を防虫ネット(目合い1mm以下)で被覆する。
(2)黄色粘着トラップを設置し、成虫の捕獲及び早期発見に努める。
(3)発生しやすい花卉類(ポインセチア、ホクシヤなど)の鉢を施設に持ち込まないようにする。
(4)栽培終了時には他の病害虫防除も兼ねて蒸し込み処理を行う。
(5)密度が高くなると防除が困難になるので、発生初期の防除を徹底する。
(6)薬剤抵抗性発達を避けるため、各種天敵を利用した防除を行う。
 

 




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