水稲 白葉枯病
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病害虫情報 : 2021/12/23
高知県 病害虫・生理障害台帳
葉の病徴;葉縁部から波形の白い病斑が現れる
多発ほ場;田一面が白っぽくなる
作物名
水稲
一般名称
白葉枯病
学術名称
Xanthomonas oryzae pv. oryzae
症状
主に本田の中・後期から目立つようになる。葉先に近い葉縁が帯黄緑色、浸じゅん状になり、のちに葉脈に沿って拡大し、葉縁が波状に黄白色化して枯死する。激しい場合には葉全体が灰白色になって枯死する。
籾では主に先端から蒼白色浸じゅん状の病斑が現れ、のちに全面が蒼白色となって枯死する。
茎基部が侵されると株全体が萎ちょう枯死する。
発生条件
本細菌は被害わら、罹病雑草及びその根圏土壌で越冬する。越冬した細菌はかんがい水によって本田に運ばれ、水孔あるいは傷口から侵入し、感染する。発病株からは接触あるいは風雨によって伝搬される。
低湿地で発生しやすく、暴風雨は発病を助長する。
対策
(1)抵抗性品種を選ぶ。
(2)適正な施肥を行い、窒素過多を避ける。
(3)伝染源となるサヤヌカグサなどのイネ科雑草を除去する。
(4)暴風雨などの前後に薬剤を散布する。
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