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水稲 苗立枯病(トリコデルマ菌)

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病害虫情報 : 2012/10/18

高知県 病害虫・生理障害台帳


作物名

水稲



一般名称

苗立枯病(トリコデルマ菌)



学術名称

Trichoderma viride



症状

 箱育苗で床土や種籾のまわりに白いかびが生え、のちにかびは青緑色となる。種籾は出芽前に腐敗するものが多く、出芽しても生育が悪く、苗は黄化し、のちに枯死する。坪枯れ状に発生する。



発生条件

 本菌は土壌中、植物遺体などに広く分布し、汚染土壌や汚染育苗資材が伝染源となることが多い。
 pH4.0以下の土壌、保水力の小さい土壌、緑化開始時の低温は発病を助長する。



対策

(1)汚染土や汚染資材を育苗施設内に持ち込まない。
(2)酸度の高い土壌を床土に使用しない。
(3)極端な厚播きはせず、適切なかん水を行う。
(4)育苗箱の消毒をていねいに行う。





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