キク アブラムシ類
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病害虫・生理障害詳細情報ページ
生長点部の葉に寄生するワタアブラムシ
生長点部の茎に寄生するキクヒメヒゲナガアブラムシ
茎に寄生するワタアブラムシ
作物名
キク
一般名称
アブラムシ類(キク)
学術名称
Macrosiphoniella sanborni Gillette ほか
症状
キクヒメヒゲナガアブラムシ、ワタアブラムシ、キククギケアブラムシなどが寄生する。
キクヒメヒゲナガアブラムシ、ワタアブラムシは茎、新芽、葉裏に、キククギケアブラムシは葉裏に寄生することが多い。発生量が少ない場合には吸汁による直接の被害は見られないが、発生量が多くなると排泄物(甘露)が葉に付着してすす病を併発して、汚れが目立ち、品質が低下したり、生育が悪くなってくる。
また、CVB、CMV、TAVなどのウイルス病を媒介するが、キクにおけるウイルス媒介の問題は少ない。
発生条件
キクヒメヒゲナガアブラムシは越冬株の芽の部分に寄生して越冬し、新芽の伸長に伴って常に先端の柔らかい芽や若葉の部分に寄生して増殖する。春期と秋期に発生が多く、夏期には一時減少する。
ワタアブラムシはムクゲなどで卵越冬するものと、ナズナや施設野菜などで単為生殖しながら越冬するものがあるが、発生源はキク以外の寄主からの飛来が主体と思われる。5~6月の発生が多く、7月以降になると少なくなる。25℃で1週間程度で成虫となり、1頭当たり100頭近く産仔する。
対策
(1)施設では換気窓に寒冷紗等を張り、有翅虫の飛び込みを防ぐ。
(2)露地栽培では風上に寒冷紗等を張ったり、シルバーテープやシルバーマルチを行って、 有翅虫の飛び込みを防ぐ。
(3)ワタアブラムシなどは寄主範囲が広く、多くの雑草にも寄生することから、圃場およ びその周辺の除草に努める。
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