天敵紹介(高知県の果菜類栽培ほ場で発生している天敵カブリダニ類 )
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高知県農業技術センター : 2024/12/13
高知県の果菜類栽培ほ場で発生している天敵カブリダニ類
キイカブリダニ Gynaeseius liturivorus (Ehara)

和歌山県で最初に見つかったことからこの名がつけられました。アザミウマやコナジラミを良く捕食することから生物農薬として検討されています。雌成虫の体色は日齢とともに赤みを増し、ハダニと見間違えられやすいかもしれません。
ニセラーゴカブリダニ Amblyseius eharai Amitai and Swirski

ミカンハダニの捕食者として知られています。中山間部の雨よけピーマンや米ナス圃場でよく見つかります。
コウズケカブリダニ Euseius sojaensis (Ehara)

海岸平野部のピーマン、シシトウ圃場でよく見られます。ハダニやアザミウマも捕食しますが、主に花粉などを食べているようです。
ヘヤカブリダニ Neoseiulus barkeri Hughes

海外にも分布し、良く研究されています。海岸平野部の施設果菜類で最も多く確認されるカブリダニです。アザミウマやハダニなどを食べますが捕食量はあまり多くありません。しかし、圃場内で大量に発生させることが可能で土着カブリダニとして期待できます。
サイタマカブリダニ Proprioseiopsis nemotoi(Ehara and Amano)

1998年に埼玉県で見つかったばかりのカブリダニで、生態的な特徴など分かっていません。身近なところにも新種のカブリダニが潜んでいるかもしれません。
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