夏の茶業試験場~茶園のせん枝作業(7月)
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農業技術センター茶業試験場 : 2025/09/16
7月9日に当試験場の茶園のせん枝作業を行いました。
せん枝とは・・・
茶樹の仕立てや更新のために茶うねを摘採収穫した高さより深く刈ります。
ここでは浅刈り(深さ3~5cm)をしています。
風通しも良くなり、炭そ病などの病葉も切り落とされます。
茶樹の中は、居心地がいいのか、ときには鳥の巣やヘビを見かけることがあります。

ここでは、自走式茶園管理機(商品名:ノルゾウ)を操縦してせん枝をしています。
当試験場の自走式茶園管理機は、傾斜15度の茶園で人が歩くほどの速さで移動し、収穫やせん枝用の
重たい摘採機を取り付けられるため、省力的な栽培管理ができます。
せん枝した枝が摘採機の刃の上に溜まらないように後続の人がほうきで掃き落としています。

自走式茶園管理機 ノルゾウ
せん枝後の光景です。
茶うねの中央は切断された枝ばかりになり、まるで散髪をしてさっぱりした様になります。
切り落とされた枝葉は、茶うねの両通路に積もり、土づくりに利用されます。
ちょうど、茶文字の下の茶園でした。茶文字もせん枝の作業が待ち遠しいようです。
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