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【れいほく八菜&嶺北便り】夏秋ミニトマトの高温対策について

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中央東農業振興センター 嶺北農業改良普及所 : 2025/09/03

嶺北では標高の高い冷涼な場所でミニトマト栽培が行われています。それでも近年、夏季の高温障害の発生が問題になっています。

管内では新たな遮熱資材を利用した高温対策を試験しており、その結果を簡単に紹介します。


図1:遮熱資材の外張りへの設置状況

試験を行ったハウスは昨年まで遮光資材を内張りで使用し、高温対策を行っていましたが、それだけでは十分に温度を下げることができず、黄変果などの高温障害が発生していました。

そこで、今年は新たな遮熱資材を外張りとして、これまでの内張りに加えて使用し、更に遮熱率を高めたところ、6月30日~8月31日のハウス内最高温度は32.4℃で、昨年より2.2℃低くなりました。農家からも「今年は去年多発した障害果がほとんどない」という声が聞かれました。

今回試験している遮熱資材は温度を上げる赤外線を多めにカットしながら、光合成に必要な光は透過させるという特徴があるため、光合成量を確保しつつ、高温対策が期待できます。

このあとも調査を続け、効果を確認していきます。




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