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みょうが 根茎腐敗病

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病害虫情報 : 2024/02/26

高知県 病害虫・生理障害台帳



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病徴;下位葉から黄化し枯れあがる

 


ピシウム

Pythium zingiberumの菌糸及び卵胞子


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病勢の進展が激しいと倒伏枯死する


花蕾の病斑

花蕾の病斑

作物名


みょうが

一般名称


根茎腐敗病

学術名称


Pythium zinziberis
Takahashi

症状

地上部では、はじめ下位葉が黄化して萎凋する。黄化・萎凋はすみやかに上位葉に進み、やがて株全体が萎凋して枯死する。病勢の進展が激しい場合は、地際部が軟化腐敗して倒伏する。発病株を引くと、茎が地際の腐敗部分から容易に抜けることが多い。
根茎は、感染部分が淡褐色に変色する。軽症の場合は、芽など一部が変色する程度にとどまるが、病勢の進展が激しい場合は、根茎全体が軟化、腐敗する。

発生条件

被害組織とともに主に卵胞子の形で越冬し、土壌伝染する。また、罹病根茎による種根茎伝染もある。二次伝染は菌体から水中に放出された遊走子によって起こるため、ほ場が過湿の場合には拡大しやすい。
高温条件で感染、発病しやすく、病勢の進展も早い。
病原菌はショウガにも感染し、同様の病害を引き起こす。

対策

(1)種根茎による伝染を避けるため、種根茎は厳選する。発病ほ場の根茎は、外観上健全でも種根茎として用いない。また、発病していないほ場から取った種根茎でも、植付け前にはよく観察し、芽の腐敗などがあれば種根茎として用いない。
(2)ほ場が過湿にならないように水管理に注意する。また、ほ場周辺の排水対策を十分に行い、浸冠水しないように留意する。
(3)発病株の早期発見に努める。発病が見られたら、発病株およびその周辺の数株をできるだけ早く除去し、ほ場外で適切に処分する。





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