ハスモンヨトウ卵塊数調査結果について
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病害虫防除所 : 2024/10/10
県内各地の9月中下旬の調査では、県東部、中央部及び西部で平均卵塊数が平年を上回っており、特に東部では、サトイモ50株あたりの卵塊数が30を超える地点も見られました。
ハスモンヨトウ卵塊調査結果(サトイモ50株あたりの卵塊数)(9月調査)
南国市廿枝(高知県農業技術センター場内ほ場)のサトイモほ場における調査では、9月中旬に平年の約2.6倍の卵塊が確認されています。
10月の気温は平年よりも高いと予想されており、本虫の生育に好適な条件が継続すると考えられます。ほ場への飛来に注意してください。
- 【対策】
(1)施設栽培では開口部に防虫ネット(目合い4mm程度以下)を張り、成虫の侵入を防ぐ。また、交信かく乱剤の利用も効果的である。
(2)ほ場周辺の除草に努める。ただし、雑草に本種が多発している場合に除草を行うと、幼虫がほ場内に移動してくることがある。このため、除草は幼虫の発生が見え始める前に行う。
(3)薬剤防除は本虫の若齢期に行うとともに、薬剤抵抗性の発達を防ぐため同一系統の薬剤の連用を避ける。
卵塊調査を実施しているサトイモ畑
ハスモンヨトウ卵塊
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